KARTE Actionとは? 基本的な機能の解説|ウェブ部

KARTE Actionとは? 基本的な機能の解説

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KARTEの接客機能を司る「Action」

KARTE Actionは、Webサイトやアプリ上でユーザーに最適な接客を行うための機能群です。
「特定のページを閲覧した」「ページを30秒以上見ている」「スマートフォンからアクセスしている」といった条件を満たすユーザーに対し、バナーやメッセージを表示することで関心を高め、Webサイトの目的(ゴール)へ導くことを目的としています。

ここでは、KARTE Actionの代表的な機能を紹介します。

接客サービス

接客サービスは、ユーザー施策を設定するうえで中心となる重要な機能です。
ポップアップ、メッセージ、バナー、通知などを通じて、Webサイトやアプリ上で直接ユーザーとコミュニケーションを取ることができます。

利用例としては、
・ECサイトで購入直前のユーザーに「クーポンでさらに5%OFF!」と表示する
・問い合わせページでチャットウィンドウを自動表示する
などが挙げられます。

また、接客施策ごとにABテストを実施することも可能です。
施策を実行する前に、対象ユーザー・施策内容・目的(ゴール)を明確にしてから設定を進めることが重要です。

接客テンプレート

KARTEには多様なテンプレートが用意されており、バナー、メッセージ、チャット、アンケートなどの接客施策を簡単に作成できます。さらに、用意されたテンプレートを自社のニーズに合わせてカスタマイズし、保存しておくことも可能です。保存したテンプレートは、先ほど紹介した接客サービス機能内ですぐに呼び出して利用できます。

例えば、「特定のページを訪問したユーザー向けメッセージ」や「カートに商品を追加したユーザー向けリマインダー」をテンプレートとして保存しておき、必要に応じてすぐに配信できます。

アクションテーブル

※この機能を使用するためには別途Datahubの契約が必要です。

アクションテーブルとは、「〇〇の人には△△を表示したい」といったルールを対応表としてまとめ、接客サービスに活用できる機能です。
KARTEで取得したデータのみを使って作成することもできますが、外部データを取り込むことで、KARTE以外の計測データも接客に活用できます。

例えば下図では、KARTEで計測されているURLの一覧に対し、そのページで表示したい画像をアクションテーブルとして登録しています。
※各ページの最初の画像に、どの素材を表示させるかを対応表としてまとめたイメージです。

接客サービスでは1URLごとに個別設定することも可能ですが、URLの数が多い場合はアクションテーブルを使うことで効率化できます。あらかじめURLと画像の組み合わせを登録しておけば、ひとつの接客設定でまとめて対応でき、追加・削除・変更もアクションテーブルを更新するだけで完了します。その結果、作業コストを抑えながら、よりスムーズなサイト運用が可能になります。

アクションテーブルはKARTEの計測データのみで構築可能ですが、外部データを組み合わせることで、接客の幅をさらに広げることができます。


引用:https://support.karte.io/post/5C7WQNlveCRJE5Gf6dvxmw

接客サービス設定

接客サービス全体に関わる基本設定を行う画面です。
ここでは以下のような設定が可能です。

・表示項目のON/OFF
・保存済み配信トリガー(条件)の確認・作成
・休日設定

例えば、休日設定で「本社休業日」を登録しておけば、休業日に問い合わせページを閲覧したユーザーに「休業のため対応が遅れます」といったメッセージを表示できます。

アクションレポート

接客サービスの効果を可視化するレポート機能です。主に以下の2種類があります。

接客サービスレポート(リフトアップ軸)

「接客したユーザーのゴール」から「接客をしていないユーザーのゴール」を差し引き、接客による純粋な効果を可視化します。
KARTEでいう「リフトアップ」とは、この純粋効果を指します。

接客サービスレポート(経由ゴール軸)

全体配信を除いた、条件付き接客やABテストの効果を確認できるレポートです。
接客ごとの成果を横並びで比較できるため、効果的な施策の発見や改善に役立ちます。

まとめ

以上がKARTE Actionの主要機能の概要です。
多くの企業がKARTEを導入する理由の一つが、この「Action」による接客機能です。
本記事を通じて基本を理解し、より効果的なユーザー体験設計に役立てていただければ幸いです。

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