【2025年最新】ピンタレスト(Pinterest)広告とは?効果や始め方、成功事例を解説|ウェブ部

【2025年最新】ピンタレスト(Pinterest)広告とは?効果や始め方、成功事例を解説

ディスプレイ広告

 

ピンタレストではどんな広告が出せる?効果はあるの?
ピンタレスト広告の始め方が分からない

 

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

2022年6月から日本での配信が開始されたピンタレスト(Pinterest)広告ですが、ECサイトやブランド認知拡大を目指す企業を始め、利用企業が増加しているSNS広告の1つでもあります。

本記事では、そもそもピンタレストとは何か、という解説から、ピンタレスト広告の種類やターゲティング、始め方や事例まで解説します。

ぜひ、最後までご覧ください。

 

ピンタレスト(Pinterest)とは?

ピンタレストの特長

ピンタレストとは、画像や動画などをビジュアル検索し、気に入ったものをマイページへピン立てして保存できるSNSです。


例えば、「自然を楽しむ旅行先」と検索すると、通常のGoogle検索では結果が文字で表示されますが、ピンタレストでは検索結果が画像で表示されます。

ピンタレスト(Pinterst)概要

ピンタレストの大きな特長は、検索したWebサイトやピンタレスト内の画像を自分のアカウントに集めて管理できる点です。

一方で、ほかのSNSのように投稿を発信することには向いていません。

あくまで、気に入ったアイデア(画像)を集めておくためのツールです。過去の自分の行動や現在の気持ちを共有するSNSとは違い、未来に向けてインスピレーションやアイデアの着想を得るために使うツールであるといえるでしょう。

例えば、コーディネートに悩んだ時、夕飯のレシピを考えるとき、模様替えしようと検討しているときに、画像を検索することでアイデアやヒントを得て、気に入った画像はお気に入りに保存して、実際に行動に移すときに活用する、といった使い方です。

そのため、既に何を購入するか決めている顕在層のユーザではなく、まだ検討段階の潜在層のユーザにアプローチできる場と言えます。

ピンタレストと他SNSの違い

ピンタレストのユーザ属性

ピンタレストの国内ユーザ数は1,050万人(2024年9月)と、ほかの主要SNSに比べると少ないものの、ここ数年で着実に利用者数を増やしています。

利用ユーザの男女比は女性がやや多く(女性57%、男性36%)、ミレニアル世代、Z世代と呼ばれる20~40代前半がメインユーザです。

参照:【2025年5月更新】主要ソーシャルメディアのユーザ数まとめ
参照:ひらめきを行動につなげる「Pinterest アド」、登場

 

ピンタレストでよく検索されている内容は?

ピンタレストのユーザが主に興味を持っている内容(ジャンル)は、下記の通りです。

  • インテリア(690万人)
  • エンターテインメント(650万人)
  • ファッション(610万人)
  • 美容(520万人)

続いてフード・ドリンク、旅行、エレクトロニクス、スポーツが利用者数450~250万人と人気の検索項目となっています。※括弧内利用者数

出典:Pinterest 内部調査データ、日本、2020 年11 月- 2021年10 月

 

ピンタレストの主な機能

ピンタレストでは、新しい画像を見つけるための機能と、見つけて集めた画像を整理する機能があります。

 

ピンタレストの使い方・流れ

ホームフィード

ピンタレストを開くと一番はじめにユーザの目に入るのがホームフィードです。
表示される内容は、ユーザがフォローしているアカウントの投稿、または、ユーザが選択した興味関心や保存したピンの内容に基づいておすすめされる画像です。

検索

ユーザが今調べたいものを検索できる場です。

ボードでピンを整理

集めたピンを、自分で整理できる場です。自分が好きなようにピンのグルーピングなどができるため、ユーザは自分がまとめたいテーマでボードを作成し収集したピンを管理します。

関連ピンの表示

見たいピンをユーザがクリックすると、そのピンの下にはその画像に基づいた関連・類似画像が表示されます。ユーザは関連で表示された画像の中から、より探しているニュアンスに近い画像を探すこともできます。

 

ピンタレストの用語

「ピン」「ボード」はピンタレスト特有のキーワードです。

「ピン」とは?

「ピン」とは、ユーザが気に入ったコンテンツを保存するためのブックマークです。ピンタレストには、画像ピンや動画ピンなどがあります。

ピンタレスト上のピンは主に下記の2種類の方法で作成されています。

1.ユーザがピンを作成する
自分で撮影した写真などをピンタレスト上にアップロードし、オリジナルのピンを作成できます。

2.ネット上の写真や動画を保存する
ユーザはネット上のブログやサイトで見つけた画像・動画をピンとして保存できます。ユーザ元の画像があった場所を把握できるように、ピンにはウェブサイトへのリンクが含まれます。

「ボード」とは?

「ボード」とは、ピンを保存・収集し、整理する場所です。ボードは、自分の使いやすいようにカスタマイズ可能なため、自分の興味・関心にあわせてボードに任意の題名を付け、ピンをグルーピングすることが可能です。

 

ピンタレストとほかのSNSとの違い

例えるなら、ピンタレストは雑誌から切り取るスクラップブックで、Instagramなどの他のSNSは、読者に向けて発信する雑誌や本のイメージです。

ピンタレストは、ビジュアル要素が強い点でインスタグラムと似ていますが、主な利用目的は異なります。

インスタグラムのユーザは、既に気になるものが決まった状態でKW検索をかけることが多いのに対して、ピンタレストのユーザの多くはインスピレーションを得るための利用が多い傾向にあります。

そのため、まだどこのブランドで何を買いたいか定まっていない状態で検索をするユーザが多く、潜在層のユーザにアプローチすることができます。

 

ピンタレスト Instagram
例えるなら (自分のために)
雑誌から切り取るスクラップブック
(誰かに向けて)
読者に向けて発信する雑誌や本
主な利用目的 ・インスピレーションやアイデアの着想を得る
・アイデアを集めて整理する
・出来事や情報を投稿し、いいね等の反応を得る
・友だちの近況を知る
・気になっている商品などの口コミを探す
利用ユーザのモチベーション 具体的なアイデアがあるわけではない
例:部屋のレイアウトをいい感じにしたい
気になる商品は決まっていて、比較検討のための情報収集
例:〇〇(ブランド)のソファが欲しいけど、評判はどうだろう?

ピンタレスト広告とは?

ピンタレスト広告は、ピンタレスト内に配信できる広告です。ピンタレストは前述の通り、あらゆることにおいてまだ検討段階のユーザが多いため、潜在層にアプローチできます。

また、ビジュアルでユーザの目に入る仕様のため、表示する画像・動画などのクリエイティブが広告要素として重要になります。

ピンタレスト広告は2022年6月1日よりはじまった比較的新しい広告です。現在続々と広告配信を始める企業が増えています。

 

ピンタレスト広告のメリット・効果

ピンタレスト広告を活用すると、下記3つのメリット・効果が期待できます。

潜在顧客に早期段階でリーチできる
購買力のあるユーザが多い
広告色が薄く、クリックされやすい

 

潜在顧客に早期段階でリーチできる

ピンタレスト広告を活用するメリットの1つは、潜在層に早期段階でリーチできることです。

ピンタレストとほかのSNSの違いでも触れましたが、ピンタレストユーザは、まだ明確に目的が決まっていないフェーズで、インスピレーションを得るために活用します

実際に、ピンタレスト内の非ブランド指名検索率は97%という調査データや、購入前にインスピレーションを得るために利用したことがあるユーザは89%という調査データがあります。

つまり、特定のブランド・商品を購入すると決める前のユーザにリーチすることができます。

※参照:フルファネル戦略で成果を加速(Pinterest Business)

 

購買力のあるユーザが多い

ピンタレストを利用するユーザは、購買力が高い傾向があり、ピンタレストが調査したデータによると、下記のような結果がでています。

・ピンタレストユーザの43%は、世帯年収600万円以上
・ピンタレストユーザは、非ピンタレストユーザと比較して90%以上の確率で高所得帯

特に視覚的な商品(アパレルやコスメなど)との親和性が高く、あわせてショッピングアドを活用することで、購買の促進が期待できます。

 

広告色が薄く、クリックされやすい

ピンタレスト広告は、オーガニックの投稿に馴染むフォーマットなので、広告色が薄いです。

また、膨大なデータをもとに、ユーザの興味関心に沿って適切なタイミングで広告が表示されるため、より違和感なくユーザのクリックを促すことができます。

 

▼広告配信イメージ

ピンタレスト広告の掲載例

 

ピンタレスト広告の配信面

ピンタレスト広告はホームフィードと検索結果、それぞれの関連ピンに表示されます。

・ホーム:ユーザが閲覧するホームフィードや関連ピンの中に広告が表示される
・検索:検索結果や関連するピンに広告が表現される

 

ピンタレスト広告掲載先

ピンタレスト広告のフォーマット

ピンタレスト広告のフォーマットは大きく6種類あります。

インスタグラムで馴染みのある、カルーセルやコレクション(※フィードデータは別途用意)などのフォーマットも利用でき、ほかのSNS広告の内容をピンタレストに活用できます。

 

ピンタレスト広告_フォーマットの種類1

 

ピンタレスト広告_フォーマットの種類2

 

スタンダード(静止画/動画)
ピンタレスト内に投稿されている通常の画像と同様のサイズで、1枚の画像または動画で表示されます。通常のユーザ投稿と同じように、自然に見てもらえます。

ワイド(動画)
画面の横いっぱいを使って表示されます。通常の投稿よりも大きく画面占有率も高いため、ユーザの目にとまりやすいのがメリットです。

カルーセル(静止画)
1つの投稿に複数枚の画像を掲載できるフォーマットです。1つの広告でさまざまな魅力を伝えることが可能です。また、ユーザはホームフィード上でもカルーセルをスワイプできます。

コレクション(静止画/動画)
1 枚の大きなメイン広告素材と、それに続く3枚の小さなサブ広告素材を組み合わせて表示されるフォーマットです。ユーザが広告をクリックするとメインの画像が表示され、その下にサブの画像を一覧化して表示することができます。

最大で24枚のサブ画像を表示できるので、ユーザにさまざまな商品などを見せることができます。

ショッピング(静止画/動画)
画像や動画を表示して、ユーザがピンタレストで発見した商品を購入できるようにするフォーマットです。利用するためには商品カタログをアップロードする必要があります。

アイデア(静止画/動画)
アイデアアドは、複数の動画、画像、リスト、カスタムテキストを組み合わせて1つのピンとして表示されます。

クイズ(静止画/動画)
選択式の質問と回答を備えたフォーマットです。クイズの結果内に、他のコンテンツや商品などへのリンクを追加することができます。

 

ピンタレスト広告のターゲティング

ピンタレスト広告のターゲティング方法は、大きく分けて次の6種類です。

 

ターゲティング 詳細
オーディエンス ・サイト訪問者
・顧客リスト
・エンゲージメント
・アクトアライク
・ペルソナ
インタレスト ・トピック
キーワード ・任意のキーワード
属性 ・性別
・年齢
・場所
・言語
・デバイス
プレースメント ・ホームフィード
・検索結果
・関連するピン
Performance+(拡張ターゲティング) ・インタレスト
・キーワード

オーディエンス
オーディエンスターゲティングでは、5種類の機能があります。サイト訪問ユーザ・顧客リスト・ピンタレスト(オーガニックアカウント)でこれまでに何らかのアクションを取った人に対して配信することが可能です。

①サイト訪問者
すでにサイトを訪問したユーザに対してリターゲティング配信

②顧客リスト
広告主が保有する既存顧客のデータ(メールアドレス/モバイル広告ID)をピンタレストユーザのデータと突合して配信

③エンゲージメント
ピンタレストでインタラクション(ピンクリック、保存、コメント、動画視聴など)したことのあるユーザに配信

④アクトアライク
既存のオーディエンスの1人と行動が似ている新しいユーザに配信

⑤ペルソナ
ピンタレストのセールスチームに依頼することで利用できるカスタムオーディエンス。例えば、ファッションに興味があるZ世代の消費者にリーチするペルソナを作成して配信することが可能

インタレスト
ユーザの興味・関心をもとに配信できます。例えば、大きな「ファッション」のようなカテゴリから「Tシャツ」など小さなカテゴリまで詳細に設定可能です。設定できるターゲティングのイメージは次の画像を参考ください。

 

ピンタレスト広告ターゲティング

キーワード
ターゲットにするユーザが、ピンタレストで検索する際に使用するであろうキーワード、またはフレーズを指定して配信ができます。※除外も可能

利用したい場合、マッチタイプを指定のフォーマットで入力する必要があります。ピンタレスト広告で利用できるマッチタイプは「部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」の3つです。

 

マッチタイプ 概要 入力例
部分一致(デフォルト設定) ・検索したキーワードだけでなく、スペルミス、類語、その他関連語句のピンも表示される

・語順は影響しない

キッチンデザイン
フレーズ一致 ・特定のキーワードに含まれるフレーズ全体を含むピンと、そのフレーズのスペルミスや似ている語句のピンも表示される

・検索フレーズがキーワードと同じ語順でないと一致しない

“キッチンデザイン”
完全一致 ・キーワードと検索クエリが完全に一致した場合、あるいは類似語句の場合にピンが表示される

・語順も影響する

[キッチンデザイン]

 

属性
性別・年齢・場所・言語・デバイスなど基本のターゲティングの設定が可能です。

プレースメント
ピンタレスト内で広告を表示させたい場所を指定することができます。(ホームフィード・検索結果・関連するピン)

Performance+(拡張ターゲティング)
選択したキーワードやインタレストと似ている検索をしているユーザへ広告を配信することができます。更に多くのユーザにリーチすることが可能です。

 

ピンタレスト広告の始め方

ピンタレスト広告を始めるためには、次の工程を行う必要があります。

1.ビジネスアカウントの開設
2.ウェブサイトの認証
3.ピンタレストタグの設置
4.広告配信準備

順に説明します。

 

1.ビジネスアカウントの開設

ピンタレスト広告を利用するには、ピンタレストのビジネスアカウントが必要です。

個人アカウントを持っている場合、ビジネスアカウントへ切り替えることも可能です。
新規作成の場合、ピンタレスト公式サイトからビジネスアカウントを作成しましょう。

 

2.ウェブサイトの認証

ウェブサイトを持っている場合は、ビジネスアカウントでウェブサイトを認証する必要があります。

ビジネスアカウントにログインした状態で、「設定 > 認証済みのアカウント > 認証」を選択すると、次の3種類の方法でウェブサイト認証ができます。

①HTMLタグの追加
ウェブサイトの<head>内に、ピンタレストの提供するHTMLタグを追加します。
簡単な方法ですが、ウェブサイトのコードを編集する必要があります。

②HTMLファイルのアップロード
ピンタレストから提供されるHTMLファイルを、ウェブサイトのルートディレクトリにアップロードします。コードを編集できない場合に適した方法です。

③DNS TXTレコードの追加
ドメインのDNS設定にTXTレコードを追加します。最も安全な方法ですが、DNS設定へのアクセスが必要です。

ウェブサイトの構成や、スキルに応じて選びましょう。

 

3.ピンタレストタグの設置

ピンタレストタグは、ウェブサイトに設置する小さなコードで、ピンタレストのビジネスアカウントにウェブサイトを紐づけ、ウェブサイト上でのユーザ行動を追跡するために使用されます。

ピンタレストタグを設置することで、広告のパフォーマンス測定や、ウェブサイト訪問者へのリターゲティング広告などが可能になります。

ピンタレストタグは、主に次の2種類があります。

ベースタグ
ウェブサイト全体に追加するタグで、ウェブサイトへのトラフィック全般を追跡します。すべてのページの<head>セクションに設置する必要があります。

イベントタグ
特定のアクション(コンバージョン、ページビュー、サインアップなど)を追跡するためのタグです。特定のイベントが発生するページに設置します。

 

ピンタレストタグは次の3つの方法で設置できます。

①HTMLタグの追加
ピンタレストから提供されるHTMLタグを、ウェブサイトの各ページの<head>セクションに直接コピー&ペーストします。
最も簡単な方法ですが、ウェブサイトのコードを編集する必要があります。
参照:ウェブサイトにベースコードを追加します(Pinterest ヘルプセンター)

②タグマネージャーの使用
GoogleタグマネージャーやAdobe Experience Platformなどのタグマネージャーを使用してピンタレストタグを設置できます。

タグマネージャーを使用することで、コードを直接編集することなく、タグを一元管理できます。
参照:Google タグマネージャーで Pinterest タグを設定する(Pinterest ヘルプセンター)

③パートナーとの連携
ShopifyやWordPressなどのプラットフォームを使用している場合は、ピンタレストとの連携機能を利用してタグを設置できます。
参照:Shopify ストアをアカウントにリンクする(Pinterest ヘルプセンター)

 

4.広告配信準備

ここまで来たら、いよいよ広告の作成です。
手順は次の通りです。

  1. キャンペーンの作成
    メニューの「キャンペーンを作成する」をクリックし、キャンペーン目的(広告配信の目的)を次の5つの中から選択し、キャンペーン名や予算、スケジュールを設定します。

    広告の目的 目的
    ブランド認知度の向上 ブランド、商材などの認知度を高める
    比較検討の促進 広告のピンのクリック数を増加させる
    コンバージョンの獲得 遷移先のウェブサイトでの購入、登録などのアクションを促進する
    カタログ販売 ユーザに商品やサービスを紹介する
    動画視聴 動画広告の完全視聴回数を増やす
  2. アドグループの設定
    アドグループの設定では、ターゲティングを設定します。年齢、性別、地域、興味関心、キーワードなど様々なターゲティングオプションから適切なターゲットを設定しましょう。
  3. 広告の作成
    ピンとして表示される広告を作成します。広告を入稿するにあたって必要な素材は、「画像or動画」「タイトル」「説明文」「リンク先」です。
  4. 広告の審査
    全ての設定が完了したら、「公開」をクリックします。
    審査通過後、広告の配信が開始されます。
    審査で落とされないよう、ガイドラインを遵守した広告を作成しましょう。

 

 

クリエイティブの入稿規定

ピンタレスト広告で利用できるクリエイティブの入稿規定は、次の表のとおりです。

 

フォーマット/形式 タイトル・説明文 ファイルタイプ サイズ 容量/長さ(動画)
スタンダード静止画
※ショッピングも同様
【タイトル】
最大:全角100文字※前半40文字のみがフィード上に表示される【説明文】
最大:500文字
PNG 、JPEG 2:3 または 1,000 x 1,500px デスクトップ 20MB

アプリ内 32MB

スタンダード動画 MP4、MOV、M4V 1.91:1以上1:2以下
推奨:1:1、2:3、4:5、9:16
【容量】
最大2GB【長さ】
4秒〜15分
推奨:6~15秒
ワイド動画 1:1
カルーセル PNG 、JPEG 1:1 または 2:3 画像1枚あたり 20MB
※5枚まで
コレクション(ヒーロー画像) 1:1、2:3 10MB
コレクション(ヒーロー動画) MP4、MOV、M4V 1.91:1以上1:2以下
推奨:1:1、2:3、9:16
【容量】
最大2GB【長さ】
4秒〜15分
クイズ 【画像】
BMP、JPEG、PNG、TIFF、WEBP【動画】
MP4、M4V、MOV
2:3 【容量】
最大32MB【長さ】
3〜60秒
アイデア 推奨:9:16 【容量】
Android、 iOS 最大2GBウェブ 最大100MB【長さ】
最大5分

参照:広告仕様を確認する(Pinterest ヘルプセンター)

 

ピンタレスト広告の事例・掲載イメージ

最後に、ピンタレスト広告の成功事例を紹介します。

ピンタレストという媒体の特長や強みを活かすことで、広告効果を上げることができます。

 

FREEDOM 株式会社(建築・不動産)

「データ×テクノロジーで、建築・不動産領域に、新しいルールと自由を。」をミッションとするFREEDOM株式会社は、Pinterest広告の国内利用が可能となった2022年6月から広告の配信を開始し、3〜4ヶ月でCPA – 40%、アシストCV率7.9%という高い成果を上げました。

ピンタレストの特長である、検索上位の多くがブランドを指定しない非指名検索である、という点を利用して、「インテリア」など関連したアイデアを探しているユーザにアプローチすることで、多くの認知を獲得しました。

また、「家を建てる」という大きなイベントに対して、ユーザの検討や計画段階などで的確な広告を配信し、長期的なアプローチができたことも成果を出した要因です。

ピンタレスト広告_フリーダム配信事例

 

画像引用、参照:フリーダムアーキテクツ(FREEDOM株式会社)が CPA を下げながら効率的に新規登録者を獲得(Pinterest Business)

 

株式会社 OSAJI(コスメ・スキンケア)

美容全般を扱うブランドの株式会社OSAJIは、広告色が強くなく、ブランドイメージを損なわない広告を配信したい、という理由からピンタレストでの広告配信を行いました。

ブランディングを大切にしたクリエイティブと、ブランドにマッチするユーザを発掘するターゲティングで、全キャンペーンにおいて平均478%という高いROASを達成し、全体の11%にあたる新規流入を獲得しました。

ターゲティングでは、オーディエンスのインサイトを探り、Beautyのカテゴリーに興味のあるユーザが他に調べているトラベル、エンタメ、インテリアやアート・デザインのカテゴリで検索されているキーワードをターゲットにすることで、新規ユーザを効率的に獲得しました。

ピンタレスト独自のユーザ特性を理解したターゲティングが、成功の要因となった事例です。

ピンタレスト広告_OSAJI配信事例

 

画像引用、参照:OSAJIが、Pinterest の特性に併せたターゲティングで高い新規流入率とROASを達成(Pinterest Business)

まとめ

本記事では、ピンタレストとは何か、という基本から、ピンタレスト広告の種類やターゲティング、始め方などを網羅的に解説しました。

ピンタレストの広告は、自然かつ視覚的に、潜在層の中でもアクションに結びつきやすいユーザにアプローチできるため、ブランドの認知拡大や購買促進などに有効な媒体です。

今後、新たな広告施策の1つとしてぜひ、検討してみてください。

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