OBに聞く!
メディックスで経験を積み、新卒時代には実現できなかったコンサルタントの夢を叶えたOBの話
現在他社で活躍するOB社員に、メディックス在籍時にどのような経験や学びを得たのか、若手社員の成長機会や現在の糧になっている点などをお聞きしました。
2000年入社 OB社員
於保 真一朗さん
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
Customer&Marketing Division マネジャー
株式会社メディックス、メディア事業会社、人材会社を経て現職。B2C、B2Bの複数業種にて集客・制作・解析・データ活用等の業務支援やDX事業構想を推進。クライアントのデジタル変革の推進を、戦略策定から実行、保守・運用までEnd-to-Endで支援してきた経験を活かし、現在はDXコンサルタントとして活動。データサイエンティスト協会元会員、ウェブ解析士協会元顧問。
左から広報徳田、OB於保さん、インタビュアーの菊地ユニット長
中途採用募集に大学生で応募、異例の入社へ
−現在の所属企業様やお仕事内容を教えてください。
現在は、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社で、デジタルマーケティングチームのマネジャーをしています。DXやデジタルマーケティング推進のための構想策定、実装、運用支援までを一気通貫で行う部署です。ウェブの解析など今までの経験を生かしながら、AIやBIの開発、MA、コンタクトセンターDX、事業計画の策定といった企業の根幹となる領域にも携われるのは、コンサルティングファームならではの経験だと感じています。
−メディックス入社に至る経緯とは?
元々コンサルティングファームを志望していたのですが、私が大学生の頃は就活の超氷河期。めぼしい就職先が見つからず、就職は諦めて、広告デザイン系のアルバイト先を探すことにしました。自己分析に取り組み、幼少期から絵を描くのが好きだったことと、コンサルティングと同様に企業の課題解決に携われるのが広告代理店だと気づき、広告代理店の求人募集が載っている雑誌を読みました。
そこでメディックスが出していた『未経験者歓迎!広告で泣き笑いしよう』というキャッチコピーを見て、とても惹かれました。それは中途採用の募集だったのですが、「ここしかない」と直接会社に履歴書を持ち込んで応募。その姿勢を面白がって頂き、学生中に営業のアルバイトを経て、4月に社員として入社することになりました。
−メディックスでのお仕事内容を教えてください。
まずはインターネット広告営業やメディアプランニングの仕事を行いました。最初は、主にオプトインメールというインターネット広告の提案と運用。その中で、広告運用の軸となる「PDCAを回す」姿勢が身についたと思います。当時はインターネット広告がまだ主流ではなかったので、クライアントの広告担当者もインターネット広告について詳しくなく、営業はとても大変でした。雑誌媒体に掛け合って、新たにバナー広告枠を作ってもらうこともありました。
その後はリスティング広告やGoogleを始めとするサーチ広告、ブログ、SNSなど新しい広告に次々と挑戦させてもらいました。いわゆるインターネット広告の黎明期に携われたのは、刺激的な経験でしたね。リスティング広告専門のチームを作ったり、コンテンツマーケティングチームの立ち上げを経て、ウェブ解析チームのマネジャーになったりと、様々なポジションを任せていただきました。
リスティング広告で「信頼と実績のメディックス」を確立
−印象に残っている成功談があれば教えてください。
メディックスのリスティング広告代理店となる基盤を作ったことです。リスティング広告の実績が少し見えてきた頃、今のYahoo!広告の前身であるオーバーチュアという会社から、認定代理店の打診をいただきました。そこで、本格的に部署全体で認定代理店になるという目標を掲げ、私はその推進リーダー役になりました。
リスティング広告のキーワード選定や原稿文など、成果を出すためにメソッドを学び、試行錯誤で実践、また新たなメソッドを構築するという繰り返しでした。当時スタッフは2名しかおらず、営業メンバーと協力しながら見事、認定代理店、そして推奨認定代理店になることができました。推奨認定代理店になったことでお客様にも信頼をしていただき、「信頼と実績のメディックス」と呼ばれるようになりました。
−失敗談についてもお聞かせいただけますか?
リスティング案件で不注意での予算超過や、ウェブ解析で実装すべきものが漏れていたことがありました。しかし新しいことに取り組むと、小さなミスは出るものです。途中経過だと考え深く落ち込まないように心がけていました。
一方で、次に失敗しないためにどう対策すべきかを徹底的に考え、失敗と対策をセットでお客様に報告することで、信頼を損なわないように行動しました。また、ミスから得た学びをテンプレート化していることを提案時にプレゼンすると、しみじみとした手触り感のある経験者だと捉えられることも多くありました。チャレンジした結果起きたミスは糧とすることができると考えています。
メディックスでの経験が、夢だったコンサルタントとしての礎に
−メディックスでの経験から得た学び、現在も糧になっていることがあれば教えてください。
メディックスでは、自由と責任と誠実、そして助け合いを学びました。広告運用の他に、サイト制作やブログ運用、ウェブ解析、セミナーの実施、業界団体の発足、本の出版など様々なことに自由にチャレンジが出来る環境でした。困った時に誰かに相談するとみんな親身になってくれ、チーム一丸となって課題解決をする風土がとても魅力的でした。会社を誠実に成長させていこうとする組織の中で働いた経験は、大きな学びとなり、今の自分の糧になっています。
また、今念願だった総合系のコンサルティングファームで働く中で、役立っていることも数多くあります。クライアントの担当者の立場や背景を理解し、お客様と共に成長していこうという姿勢や消費者視点を持ちながら実務経験を積めたことは今の自分の武器となっています。新卒でコンサルティングファームに行くことは出来ませんでしたが、メディックスで経験を積んだことで、幅広い実績を持ったコンサルタントになることができました。
−20〜30代にメディックスで働くメリットがあれば教えてください。
決められた業務をこなすのではなく、「自由と責任、信頼」という理念のもと、自分の頭で考え、行動することを求められる会社です。若手でも幅広い業務を担当させてもらえ、様々なチャンスを与えてもらいました。自分一人で乗り越えるのが困難な時はチームで一緒に解決してくれますし、お客様とも本気で向き合うことができます。チャレンジと助け合いの中で成長できたメディックスでの経験は、今の自分の大きな礎となっています。広告運用というと特定の業務しか担当させてもらえない会社も多いですが、幅広い経験を20〜30代に経験できるメディックスでは、スキルフルな人材に育つことができると思います。